ピンクの担当さんへ。愛を込めて。(オタクホスト絶縁話番外編2-3)
前回のこの記事のつづきです。これでホスト番外編最後です。(多分)
わたしはいつからか思ってました。
「なんでこの人、ナンバー入る割に月間で1位が取れないんだろう。」って。
今になって思います。
あなた、とても勿体ないよ。
だってあなた、予算内にちゃんと収めてくれるじゃない。
「あなたにとって1万は大金でしょ?月一で1万って言うのがキャパなんやから、無理せんできたいときに来ればいいよ、来てくれるだけで感謝してる。」って言って、なにかにつけて「無理すんな」って言ってくれるじゃない。
予算超えるほど煽ったりしないのはもちろん、わたしが試験前でしんどくて冷たく当たった時も、「心に余裕はなくてもご飯は食べろよ」って声かけてくれて、試験に落ちた時もボイスメッセージくれたじゃない。
「深夜の繁華街は危ないから出歩かないで」とか、「ホストかぶれのクズもいるから、危ない目に合わないためにも、初回行く時はちゃんと連絡して」とか、お金として見てたからとはいえ、夜の世界を知っているからこそ、心配してくれてたじゃない。すごいなって思うんですよ。
自分で言うのもなんだけど、わたし超微課金勢だよ?????
なのに、そこまでしてくれる人なかなかいないんですよ?それはあなたが「費用対効果」という言葉を使って教えてくれましたよね?
「姫はお客様である前に一人の女性」
そうやって考えているあなただから、そこまで考えられる人だからこそ勿体無いんですよ。
ホストに求める夢って、人それぞれ違うと思う。だからその夢を一人一人に見せるっていうのがホストだと思うんです。
みんながみんな猛烈にあなたに会いたくてお金を使っている客、というわけじゃないと思う。もちろん99%の人は会いたくて使ってるんだろうけど。私みたいに雰囲気を楽しんでる人もいるかもしれないし、他は何もいらないから来た時に楽しく飲めればそれでいい、それなら全然金出せるっていう人もいるし。
その人にとっての「担当」の在り方って違うと思うんです。
担当変える云々の言い合いの中で「お金使わない子がこういうの言うことが多いんだよね」とあなたは言った。使わない子って使わないなりに理由がちゃんとあるんですよ。経済的事情とか以外でも。多分。
あなたはよく「ホストクラブの最低料金(入場料)は高校生が8時間バイトしても稼げない額で、夢の国より高い」と言っているじゃない。それでも私たちがお金を出すのは、夢の国よりも高い金を払って、自分が見たい「夢」を見るためだからだと私は思います。
だからすごくひどい言い方をするけど、もっと出して欲しければ、まず相手が求めている「夢」をちゃんと知ってください。その人の職業とかは関係なく。その人がいくら出せるかとかはその次だと私は思う。その人個人を見てあげてください。その上で、ここまでお金を出したらちゃんと夢が見られるっていう期待をさせてください。そうしたら客は自然とお金を出します。「お金として見られてる」なんてこっちが一番よく知ってるから。姫を本当に一人の女性として見ていたらできます。絶対。
コンサートなどの現場と一緒。
面白くなかったら「もう一回行こう!」なんてならない。チケット取っておけばよかったとかならないから。チケットも複数公演買わないんです。グッズが良くなければただのゴミだから、積んだりしないんです。
そういうことです。
そして夢の国より高いお金を払ってお店に行くんです。
言葉遣い、言動・行動に気をつける
最低限それは接客業としてちゃんとしてください。
アンチはただの通りすがりの人です。いちいち気にしないでください。
嫌なら人を傷つける言葉をって反論しないで、自衛する、放っておくことも大事です。
もちろん限界なんていずれ来ます。だからため込まないで。それを人に話したっていいんです。見えないところでなら。従業員とかに。いくら個人戦だといえど、それくらいは許されると思いますよ。
正直すっごく惜しいです。
あなたが前に言ってくれたように、わたしもあなたがホストを辞めてからも続く縁だと思ってたから。言いたいことを言い合える人だと思ってたから。すごく手放すのが惜しい。けど、今ここで戻ったら、この先不幸になる未来しか見えない。もうそこまできてしまったんです。
人は怒っているときに本性が出るといいます。
今まで自分があなたにしてきたことに対しては、本当にごめんなさい。でも、勢いとはいえ「ホスト」であるあなたに言われたこと、あなたにされたことで受けた傷はもう一生消えません。あなたに夢を見ることはもう多分ないでしょう。
私は「売れたい」という信念を持ったあなたに金を使ったこと、後悔はしていません。あなたに会えたことで、私の考え方にも変化が起きました。たくさん言い合いをして、推しではなく、「人として本気であなたにぶつかったことで、どれだけ頑張っても分かり合えない相手がいる」という経験をさせてもらいました。「自分自身を簡単に傷つけちゃいけない」って学びました。
有言実行して、どんどん上っていく姿を本当に尊敬していました。
そんなあなたから、お世辞でも、「勉強を頑張って、自分の将来についてまじめに考えているところを尊敬していた」と言ってくれたことは忘れないと思う。
だったら今の仕事が向いてないなんていうな。
多分、1年半の時間の中で接してきた結果がこれなんだと思います。
今回、結果的にこうなったのは、わたしは私の信念を曲げなかったし、あなたはあなたのやり方を曲げなかっただけの話だと思います。だから正直お互い悪いと思うし、お互い悪くない。
夜の考え方と昼の考え方は全然違うんだなって身をもって知った。そして最後の方は客としてを超えてぶっ叩きにきてんなって思いました。
お互い頑張ったなと思います。おつかれ様でした。
なのでもう終わりにしましょう。
もっと別の場所で出会えたらよかったと思う反面、今まで自分ができた経験は、あなたがホストじゃなかったらできなかったと思います。
あなたは絶対に売れる。というか売れてほしい。これからは街を走るエルコレのトラックにあなたの写真が載っているのを見て、頑張ってるんだなと思わせてください。
嘘です一回くらいは株落ちてください。笑
いつか引退の時のラストナイトくらいはお店行かせてくださいね。
今まで、本当にありがとう。
最後まであなたを嫌いにも好きにもなれなかった、あなたの姫より。
ということで絶縁話、これにて完結です!よいしょー!!!!
ps. 某掲示板で荒れたら面白いなあ。