あらさんのmemo帳

オタク活動の記録

あらさんが夜の世界に片足突っ込んだ話。

さて,先の記事で「いろいろな経験をした」と述べましたが,私は今までにいろんな経験をしてきました。すごいね四半世紀。その中で特に中身の濃い経験をしたと個人的に思ったことをこの記事ではまとめたいと思います。実はこれ絶対書きたかったもので。それくらい私の中で大事な出来事なんだなあって思うので。

 

今からちょうど1年前くらいからかな。私はアイドルオタクホス狂い(ざっくりいうとホストクラブでお金使う人)に片足突っ込んでました。ホス狂いっていうと,一度に100万とかつかう人たちのことを指すと聞いたことがあります。私はそこまでは使ってないです(累計しても20万超えてない)が,それでも自分の中では考えられないくらい大金だと思っているので,自分をホス狂いだと思っています。ファッションメンヘラみたいな感じ。ちなみにアイドルオタクはホストにはまりやすいそうです。ですよねー知ってた。

 

きっかけは,私がもともと社会経験で行ってみたかったこと。実はアニメとかでよくホストのキャラとか,ホストを扱った作品とかを見ていたので,夜の世界って実際どんな感じなんだろう?っていう興味がありました。ちなみに男性の免疫はほぼありませんでした。そんな中で行けた自分はやっぱり好きへの気持ちが強かったんだあ。

 

本格的にハマるより少し前に,一度友達をつれてついに地元のホスト街に行きました。行く前にキャッチにつかまったりして,その時点でとても怖い思いをしたのを覚えています。勇気を出して入ったお店で,薄暗い店内の中ノンアルで(ノンアル!)で,緊張でがちがちの中生きて帰ってきた時の「ああ・・・こんな感じなのかあ・・・無理やあ・・・無理じゃないけどなんか・・・もういいや・・・」感は忘れられないですね。もっと楽しいと思ってたんですよ!シャンパンタワー!シャンパンコールのイメージしかなかったから。(笑)でもそれもなく,普通にお話して帰ってきた。なるほど,街コンかよ。

 

ちなみにホストクラブは,そのお店に初めて行くときは初回料金(地元は0~3000円)で飲めます。時間制限の中でお店の人たちがかわるがわる来てお話して,最後に送り指名(その日一番気に入った人。not担当)を選んで連絡先を交換(任意)する形です。もっとも,その日に飲み直しという形で担当を決めてしまえば10000円とか吹っ飛びますが,基本は初回料金以上お金を払うということはありません。ここも正直めっちゃビビりました。「え・・・?ほんとに・・・?ぼったくりやない・・・?後から請求とか来ない・・・?」みたいな感じで,めちゃビビってました。なんかも何回も確認して,お店に入ってすぐにお会計しました(ふつうは帰るときに会計します)。

 

そんなこんなで,栄えあるホスト処女を脱却し(?),ある日その経験を別の友人にした際,話の流れでまた行くことになったわけです。ここから私のホス狂い人生は始まったと思います。それがちょうど1年前のGWだったと思います。

 

みんなでサイゼで集合して,お店がいっぱい乗ってる専用のサイトを見ながら,初回料金を利用して,いろいろなお店に行っていました。いわゆる「初回荒らし」というやつです。これはお店側の人にとってはその後の金にならないので迷惑な奴です。ひどい時週1で言っていた気がします。いや,週2もあったな。でもいくら安いといっても,塵も積もれば山となるので,あとから考えたらすごく無駄な金でもあります(言い方がひどい)。

ラストまでいてタクシーで帰る日々だったり,ファミレスで始発を待ったり。今では考えられないことをやってのけてました。その頃の自分にシビれもしませんし憧れもありません。

 

そんな中で,私は2人の,いわゆる「担当」と呼ばれる人と出会うことになりました。1人はもういなくなってしまったみたいですが,もう1人は今でもホストを続けていて,店の中での地位もそれなりに高いそうです。前者は私の初めての担当さんでした。年下のかわいい感じで,多分根はいい子なんだろうなあって思いながら関わっていました。なんか新鮮な感じがして,「こんなおばさんに付き合ってくれてありがとねえ」なんて,なんだろう,SEVENTEENのマンネライン見ている感じでいました。といっても,初指名した後にいなくなってしまったので,あまり関わることはなかったといえばなかったのですが。

いい経験をさせてくれたのは後者の人です。この人に会わなかったら,私はたぶん生きる意味を失ったまま,生きるしかばねのままでいた気がします。

 

その担当さんに関しては長くなりそうなので,またそれは別の記事で。